軽油(化石エネルギー)は、地球が何億年もかかって製造し地中に溜めてきたものだから、今ある原油の埋蔵量を使い切ったらお終いになってしまうエネルギーです。
地中の原油を使い切ると、石油由来の生活用品等のほとんどが生産できなくなり消えていくでしょう
移動手段であるガソリンエンジンの自動車は、動かなくなるでしょう。
動くのは、植物油で動かすことが出来るディーゼルエンジンです。
電気は、水力発電、原子力発電、風力発電、太陽光発電などが生き残りそうに思えますが、機械設備に必要な油脂類や電気設備に必要な絶縁材料等が無くなることで動かせなくなってしまうでしょう。
工作機械が動かなくなると、新しい機器の製造、製作や修理も出来なくなってしまうかもしれません。
そんなことにならないように、少しでも化石燃料の使用を少なくして、CO2その他の有害ガスも含めた排出も出来るだけ少なくしたいものです。





やっぱり!



 バイオ燃料と言えば、たった3%しかガソリンに混ぜることが出来ない
バイオエタノールなのに、
「環境にやさしい」「地球温暖化対策になる」と、世界的に脚光を浴び、今年ブームとなり、代替エネルギーの主役に躍り出たとか
 
バイオ燃料は
家計にも環境にもやさしい「代替エネルギーの救世主」だ。との記事もあれば
そうでは無くて、れどころか、
エネルギー問題食糧問題を同時に引き起こしかねない、恐ろしい側面があることが分かってきた。との記事も良く見かけます。

確かに、オレンジジュースの希望小売価格が上がった。
5月には日清製粉が業務用小麦価格を一部引き上げている。
さらに6月には、キユーピーがマヨネーズの価格を1割値上げする
バイオ燃料の普及で、その原料になるトウモロコシの需要が急増したからだ。
オレンジや大豆、小麦の生産農家がトウモロコシに転作し、オレンジ、大豆、小麦の供給が減って、価格が高騰した。
などなどの記事からして実際に
「食糧問題」の片鱗が見えたような気がします。

もう一つの
「エネルギー問題」とは、大量の原料(トウモロコシなどの穀物)は船で運ばれてくる、船のエンジンは巨大な馬力のディーゼルエンジンで軽油や重油を燃料としているため大量の化石燃料を燃やし大量のCO2や有害ガスを排出することやエタノールの製造に必要なエネルギーのことなのか?

 

 食料となるべき量を減らしてまで燃料とすることには反対ですよね。

私が考えるバイオ燃料(バイオディーゼル燃料)の製造は、
ごみとして捨ててしまうてんぷら油(植物油)を原料として使うことであり新品の油を使うことではないのです。
そしてすでに
廃油回収業者によって業務用廃食用油(食品加工工場やお店、レストランなどから出てくる廃てんぷら油)のリサイクルルートは、出来ていて、その性状ごとに塗料や飼料などにリサイクルされているのです。

しかし、
一般の家庭から出てくる使用済みてんぷら油は、少量づつ不定期であるため、収集コストが高くなり事業として成り立たないのですが、出てくる量だけを考えてみると相当な量になることがわかります。







例えば、30万の家庭があり1つの家庭から一ヵ月に0.2リットル(200ccの牛乳ビン1本分)の使用済みてんぷら油が出るとすると
 
 1つの家庭の1年間では、0.2リットル×12ヶ月 で2.4リットルの使用済みてんぷら油が出ます。
 
 30万の家庭も同じように出たとすると
 1年間では、2.4リットル×30万世帯 で72万リットルの使用済みてんぷら油が出てくることになります。200リットル入りのドラム缶で3,600本になります。

 2本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3600本

実際には、よく油を使う家庭もあれば、全く使わない家庭もあり、使い切りのエコ料理法を実践することでほとんど出てこない家庭などさまざまですから、
金の採掘で言うと金の鉱脈を掘っているのは回収業者であり
私達は廃鉱の後の川で砂金を集めているようなものです。
それでも、うまくいけば年間ドラム缶3600本の砂金(使用済みてんぷら油)が取れます。

その90%がバイオディーゼル燃料となり、化石燃料にかわって使用されたとすれば
 CO2排出量で、軽油に換算すると
720KL×0.9×2.624CO2d/KL=1,700CO2d/1年

 
(CO2排出係数は、環境省エコアクション21から2.624CO2d/KLを使用した。)

1年間で1700CO2d削減できたことになります。

ここで問題なのは、使用済みのてんぷら油を集めに回るためだけに自動車を走らせたのではCO2を増やすことになります。
出来るだけ、自動車を使わないようにしたり、買い物などのついでの時に持って行くなり、集めるなり、エコ収集を考えなければなりません。
 製造に必要な電気はバイオディーゼル発電でまかなう事も出来ます。

ボランティアだからこそCO2の削減が出きると思います。

ボランティアだから出来る、チョットだけ地球環境の保護に役立てると思います。

使い切ってしまうと生活へのダメージが大きいエネルギー

大事にして、節約しないといけないエネルギー

それが石油です。
エネルギーとしてだけでなく、現在の生活に欠くことのできないものが沢山作られています。
石油がなくなってしまうと、大変不便な生活を強いられることになります。
未来に、大事に残していかなければならない大切な原料・燃料だと思います。

地球温暖化防止のためCO2を増やさないようにすること

化石燃料(軽油)は、使い切ってしまうと無くなるエネルギーです
CO2を増やします。

バイオディーゼル燃料は、育てることが出来るエネルギーです。
土と太陽と水がある限り繰り返し生産でき、CO2を増やしません。

植物は、生長しながらCO2を吸収してくれます。

てんぷら油は、こんな植物から採取(採油)します。

ごま油
なたね油
コーン油
だいず油
オリーブオイル
ベニバナ油
ひまわり油
等があります。

これで、おいしいてんぷらを作って食べた後、もう一度姿を変えてディーゼルエンジンの燃料として働いてもらいましょう。
このとき、ディーゼルエンジンが出す排気ガスは、軽油を使うより環境にやさしい排気ガスになります。
もちろんCO2も出ますが、もともと空気中から植物が取り込んだものを吐き出しているのですから、量を増やしません(カーボンニュートラル)。
硫黄はほとんど含まれていないので、硫黄酸化物(SOx)は、ほぼゼロです。
黒煙(粒子状物質)も、軽油の1/3と言われています。
窒素酸化物(NOx)は、軽油と同じ程度と言われていますが、NOx除去の触媒の効果は軽油の場合よりも効率が良いとのデータを見たことがあります。

いくらバイオディーゼル燃料がCO2削減に良いからといって、必要も無くディーゼルエンジンを動かしていたのでは、CO2を増やすことになります。
使い方を良く考えなければなりません。
先進事例では、公共交通のバス
          ゴミ収集車
          トラクター等の農耕機械
          物流用のトラック
          漁船
など、生活していく上で必ず必要となるディーゼルエンジンをバイオディーゼル燃料で動かすことで、軽油で動かしていた時よりも、その分だけCO2を増やさない事が出切るのです。
黒煙は少なくなり、硫黄酸化物はほとんど出しません。

 
バイオディーゼル燃料で発電すると、より高級なエネルギーである電気は、巨大な機械を動かすことからコンピュータのような高度な電子機器を動かすことまで出来ます。
そしていろんな機械が、いろんな、たくさんの仕事をすることで私達は快適な生活を営むことが出来ます。
この時、発生するCO2は、
カーボンニュートラルの考えからゼロカウントであることからバイオディーゼル燃料が作り出した電気の量と同じ量の電気を火力発電所出が発電するために燃やす化石燃料から出るCO2の分量だけ削減したことになります。

大豆

なたね

ごま

トウモロコシ

ひまわり

ベニバナ

オリーブ
1/3

が活躍する範囲です。
 みんなで溜めて
 みんなで集めて
 みんなで運んで
 みんなで作って
 みんなのため、自分のために
宇宙船地球号をちょっとだけ守るために
行動します。

一つの家庭から1ヵ月に
牛乳ビン1本分約0.2リットルの
使用済みてんぷら油を集めることが出来ると

30万の家庭があり

1年間で200cc(0.2g)の牛乳ビン12本分
2.4リットルの使用済みてんぷら油を回収できます。

30万の家庭から集めると72万リットル
200リットル入りのドラム缶3600本分の使用済みてんぷら油が1年間で集まります。

0%がバイオディーゼル燃料になると
64万8千リットル
ドラム缶3240本分になります。

-
=
0
CO2トン

バイオディーゼル燃料で発電したとき出るCO2はカーボンニュートラルで地球上のCO2を増やさない。
1,700 CO2トン

火力発電所で化石燃料を燃やしたとき出てくるCO2は、地球上のCO2を増やす。
1,700 CO2トン

このバイオディーゼル燃料を使って発電した電力を電力会社に売った場合
同じ量の電力を発電するために必要な化石燃料を燃やした時に出るCO2を削減することができます。

本来は、電力1kwh当り0.000555CO2トンですが
ここでは、※単純に軽油の使用量で換算しています
トラックやバスなどのディーゼルエンジンで直接使った場合を例にしたほうが正解かも知れませんが ゴカンベンヲ

使い終わったてんぷら油のゆくえ

使い終わったてんぷら油を捨てる時は、
入れ物が壊れても漏れ出さないように、
いらない紙に染み込ませようネ!

てんぷら油をそのまま入れた入れ物が壊れるとこぼれた油で川や海が汚れるヨ

サーマルリサイクルゴミを燃やした熱で発電することするけど、エネルギー効率は最大でも20%程度なんだ

油や薬品なんかで汚れたプラスチック容器なんかは、サーマルリサイクルする方がいいんダ!

バイオディーゼル燃料にしてディーゼルエンジンに直接使うと
エネルギー効率は、37%以上にもなると言われています

使った後のてんぷら油は、バイオディーゼル燃料にしてもう一働きさせよう

排気ガスがきれいなんだ!
黒煙(煤塵:PM)は、軽油を使った場合に比べ1/3
硫黄分をほとんど含んでいないので硫黄酸化物(SOx)は、ほぼゼロ


栽培できるエネルギー
栽培できるエネルギー
使い切りエネルギー