2017(H29)年6月某日 
 最近思うんですが、数年間セイタカアワダチソウが群生する休耕田から初めて3年目たぶんこの土地には化学肥料成分は全く無かった(だから私はこの土地に飛びついた、昨日まで化学肥料栽培をしていた土地なら魅力がないから)。
言い換えれば植物が自らの根で吸収して利用できる無機肥料成分は無かったかもしくわあっても非常に少なかった、にも拘らず生育に必要な栄養成分は無尽蔵にあった。その証拠にセイタカアワダチソウは私の背丈ほどの高さがあり数年間群生をなし続けてきた、私が刈り倒し粉砕するまでは。
 ここで疑問点だが、木質の必要性について野菜にはこれがないとうまく育たないがセイタカアワダチソウが占拠していた間木質の供給は無かったはずであるにもかかわらず繁栄を続けていた。
群生する日本古来の植物で有名なススキも同じように樹木の少ないか全くない場所で群生する。セイタカアワダチソウは自己のアレロパシーで衰退しそのあとにはススキが群生するとの話を読んだことがある。何れにせよ木質系が必要でないキノコ菌か強力な菌根菌がいるのだろう、ススキの古株の根元にナンバンギセルを見かけるがこれは共生ではなく寄生らしい。
 化学肥料栽培や今では知名度が高くなった有機栽培では特に「土づくり」が大事だと言われているがセイタカアワダチソウやススキが群生している土と「土づくり」で目標としている土の外見と中身は明らかに違うと思う。
植物栽培の教科書等では、「水持ち、肥料持ちの良い、それでいて水はけが良いふかふかの団粒化された土が良い。このような土を作るためにはこういうものを入れて、こういう風にしなければならない・・・・・云々かんぬん」と書いてある。化学肥料栽培ならしょうがない、化学肥料をやらないと飢餓になり、水をやらないと枯れてしまうのでできるだけ水持ち肥料持ちが良くて根腐れしないように水はけのよい土が大事になるから「土づくり」しなければならない。因みに自然科学農法だと微生物との共生が完成すれば飢餓状態になることはなく水やりも芽が出るまで数回、定植の場合は1回か2回やればあとは全くやらない周囲に草がしっかり生えてさえいればVA菌が必ず居るので問題はない。
 解らないのが有機栽培での土づくり云々かんぬん、化学肥料栽培では動物にエサを与え育てるように植物が直接吸収できる無機肥料成分を与え、植物が育ちやすい土壌PHに調節するなど環境を整え維持してやらなければならない。人間が直接育てるのだから色々手を掛けてやらなければならないことは、ペットや家畜を育てるのと同じで容易に理解できる。
しかし有機栽培で使用する肥料は、堆肥、鶏糞、牛糞、骨粉、油粕、魚粉、米ぬか、バットグアノ、ボカシ肥、草木灰、有機石灰、有機配合肥料等であり、近代的な肥料も含まれるものの256年前のワーレリウスの腐植栄養説を現代に蘇らせた栽培方法のように思える。
歴史では今(2017年)から177年前リービッヒによって植物は無機栄養物しか吸収できないことが判明している、そして腐植栄養説の有機物は、直接植物が吸収しているのではなく有機物を微生物が分解した無機物を吸収していることが140年前に実証されているし、現代自然科学では土壌微生物との共生によって生育に必要な無機栄養物や水分を得ていることが判明している、近い将来その微生物がすべて明らかににされ培養増殖出来る時代が来れば化学肥料はいらなくなり化学肥料製造会社は微生物培養会社に転向、本屋の農業関係のコーナーには「上手な土壌微生物の飼い方育て方」なんてのが並ぶかもね。
 人口密集地近郊のアスファルト、コンクリート社会で溶液栽培が盛んになっていれば化学肥料会社も安泰かもしれないけれど、そのためには安全安心安価な排水処理設備が出来てるか、下水処理場がすべて引き受けてくれたら大丈夫かも

 ところで、「栽培」とは辞書によると「植物を植えて育てること」「植物の繁殖と生育とを保護、管理すること」
と書いてある。言い換えると「人間が野菜を化学肥料で育てること」「人間が野菜の生育を化学農薬で保護、管理すること」が「栽培」で自然に生えている草木はたとえ草が野菜であっても「栽培」しているとは言わない。
となると「有機栽培」とは、「人間が野菜を有機肥料で育てている」と言うことになるから、リービッヒの説は間違いでそれより前のワーレリウスの説が正しいと言っているようなものだ。
この辺の文言の使い方で有機農業の世間では化学肥料の様に有機肥料を使うといった誤解が生まれているのではないだろうか?
「有機農業の推進に関する法律(平成18年)」にはこのような誤解なくキチット書かれているから??????である。


 ところで実際こんなにいろいろな有機肥料が必要なんですかね?
廃棄や処理に費用がかかるからリサイクルだのと世間体のいい言葉で対価まで取られてのせられてるような気がするんですがね。
私はそんなもの使わなくても良い野菜が出来てるもんだから余計に勘ぐってしまいますね。

 有機栽培家の話、著書やブログ、ホームページを見聞きしていると化学肥料栽培のように有機物で植物を育てていると勘違いしているんじゃないかと思えることが多いですね?
特によく見聞きするのが「土づくりは何年もかかる」「土づくりが大事だ(違う意味で大事だけれど)」と言ったり書いたりしているところでは決まって上記の有機肥料をトラクターや耕耘機で深くすきこんだり畝の深いところに元肥として入れたりしている。
 ワーレリウスの腐食栄養説を実践しているように見えてここが一番違うところで、あの頃は人間が耕すか、馬か牛を使う程度だから今日のような深耕では無く、浅耕だったと考えるのが普通ではないか。

 ところでアウトドアで野ぐそをするときのルールをご存じだろうか?地面にそのままするのはルール違反、必ず10〜15センチの深さの穴を掘って、終わったら土をかけ落ち葉や枯れ木を上に置く(目印にもなるように)これが野ぐそのエチケット。ここで大事なのは穴の深さ10〜15センチこのぐらいなら空気の流通があり好気性菌が活発に活動できるからなのであり標高もそれほどでなく暖かい季節なら半年もあればほとんど臭いもなく分解し、きれいさっぱり土に返してくれる。
 土中の深いところは酸素が嫌いな嫌気性菌の活動場所でそのツートップが硫酸塩還元菌とメタン細菌である。ヘドロやどぶ川の泥からポコポコプクプク出て来る泡の中身はツートップの働きでできた硫化水素やメタンが主成分のガス、有機肥料を土中深く入れるとこの嫌気性菌にエサをやっているようなもので腐植が好物のミミズが増えてモグラも増える、出てきたガスで苗がやられる良いとこなし、これでは「土づくり」に時間がかかるはずである。
 肥料として有効に使えているのは地表から20pくらいのところまでにあった有機肥料でそれも好気性菌軍団が健全で活発であればいいが、いかんせん化学肥料栽培同様潤沢な水分補給を良かれと実施していると好気性細菌軍団殲滅作戦水攻めを実行しているので「水やってるのに枯れてきた、周りの草は元気やのに」となっても当たり前だろう、周りの草にはVA菌根菌という強いミカタがついてるんだから。

つづくカモ?




困っていること
化学肥料農法なら直接野菜に有用無機成分を与えているから野菜を育てていると言えるが、私の場合は微生物に餌をやり住環境を整備しているのであって野菜を育てているのは微生物であるため「私が育てた野菜です」とか「私は野菜作りをしています」等の表現が出来ないことです。
「私が播いた種で勝手に育った野菜を収穫しています。」全くお気楽な農業してるみたいやけど身体と貧弱な脳みそはフル回転してんねやけどなアー。

心静かに畑にたたずんでいても何も聞こえてきません、なにも見えてきません。
自分がほしい野菜と目に見えない微生物が共生しているかどうかは野菜の生育状況を見てるとわかります。
窒素飢餓症状の葉がやがて艶艶のきれいな緑色に変わって来るのを見て良い菌と共生関係になれたんだと確信します。今この畝の土壌微生物生態系は最高だと確信します。
環境を改善し、生物多様性を進めることで野菜にとって最高の生態系が出来上がっているかどうかは観察することで想像するしかありません。

土壌微生物と植物の関係についての自然科学における知見を基に考えた環境改善等を実践し観察し結果を見て想像し改善するPDCAサイクルを実践する農業です。。
もちろん自然相手に人間の都合を押しつけるのですから失敗はあります。

じゃ、具体的にどうやるのか?
ひとつハッキリ言えることは、普通の畑に無くて野山にあるもの、木質です。
菌類であるキノコ菌(菌糸)の餌になる木質を供給しなければならないことです。このキノコ菌の中に植物と共生し育ててくれる菌根菌がいるからです(なぜ、何のためにそうするのかPDが明確だからCAが生きてくる、ここが自然農法や自然農との大きな違いだと考えています)。もちろん野菜残渣や草は緑肥同様畑に入れます。
畑に入れないものは、獣糞(牛糞、馬糞等)、鶏フン、それらを使った堆肥、植物堆肥など人間が加工したさせたもの、肥料と名のつくものです。

農業として体系づけることは出来るのか?
については乞ご期待としておきます。

 アスファルトの下は上層路盤、下層路盤、路床、路体と表面から1m以上下まで砂や石、セメント、真砂土などの混合物で締め固められた構造になっているため有機物や肥料成分などほとんどない厳しい環境状態と考えられます。
植物がたくさん根を増やして伸ばして栄養を集めているなんて説明では納得できません。
 例えば、溶液栽培で滞留した溶液の中では根の周りの養分濃度がうすくなり成長が止まってしまいます。植物の根は養分を取り込むことが出来ますが周囲5mm程度の範囲の養分濃度が薄くなると吸収できなくなるようです。だから根は常に一定濃度の溶液に接していないといけないので溶液を循環する流れにしたり、霧状にして吹きかけたり、かけ流しにしたりといろいろな工夫がいるのです。また、循環溶液の場合は溶液中の溶存酸素量も一定に保つ必要がありますそうしないと酸欠で枯れてしまいますので空気を吹き込んだり間欠運転にするなどここにもいろんな工夫があります。
 要するに植物は他の誰かから栄養や酸素をもらわないと生きていけない生き物なのです。
 野菜にとってのその誰かは、もともとは微生物がメインであったが、化学肥料が発見発明されてからは人間がメインになってしまったのです。そして人間は、まるで家畜にエサを与えるように野菜に化学肥料を与え育てることに慣れてしまいそれが普通(常識・正しいこと)になってしまっているようですね。
 実は、私も五十?歳まで溶液栽培が最高、これしかないとおもい調査勉強し実験プラントを作って栽培していたんです。
こんなところ(写真のようなところなど)で育っている植物には目もくれない、疑問にも思わない「雑草だから当たり前」の頭をしていたんです。
 いやいや、「雑草」だの「野菜」だの人間が勝手に区別するためにつけただけの名称で、育つための仕組みは変わらないはずなのに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・気づいた。
まあ、野菜は化学肥料と農薬で長年過保護に育てられてきたため多少雑草よりひ弱なとこやワガママなところはあるようですがね。

とは

土壌には様々な微生物の生態系があります

20151020厳しい環境でも 自然に植物が成長する

自然科学農法で商品として魅力ある野菜ができることを目指して実践している記録です。

ちなみに日本では、明治、大正、昭和にかけて岡田茂吉氏の「自然農法」、川口由一氏の「自然農」が実践提唱され現在へ受け継がれています。
新しくは、林幸美氏が実践提唱する「炭素循環農法」があります。

私は、「植物は無機は吸収できても有機は吸収できない。地球と身体にやさしい農業を目指す。」との自論を持ってこの農法を提唱し実践してゆきたいと考えています。

 因みに化学肥料農法の肥料に当たる言葉は、自然科学農法では土壌微生物のエサ(上記循環の有機物)となります。エサとして緑肥、木質チップ、畑の野菜残渣、畑の草等植物系有機物をそのまま(堆肥ではない)施します。私は土壌微生物を育てているだけで土壌微生物が野菜を育ててくれているのです。

上記の理論を総合すると
有機物⇒微生物⇒無機物(栄養)⇒植物(有機物)の循環が見えてきます。
最初の疑問の答えがこれだと理解したのです。

この循環を自然科学の知見を基にして畑の野菜栽培に用いた農法なので私は、「自然科学農法」とよぶことにしました。
(有機農業推進法でいう農法に該当するのかもしれません。)

VA菌根菌のわかりやすいリンク先http://www.rikasuki.jp/rika_no54/rika_no54.htm

2013年4月

大学や企業等による微生物と植物に関する研究発見が公表されていますからそれを基に実践、挑戦していく柔軟性のある農法が自然科学農法だと考えています。

考えてみてください。
・自然の山野に育つ植物は、どこから栄養を得ているのだろうか?
・大きく育ち森林となる木は、どこから栄養を得ているのだろうか?
・日本国土の約7割を占める森林を支える膨大な栄養は、誰が、どこから?

自然科学では、このような疑問にこたえるべく
1761年 スウェーデンの科学者ワーレリウスは、腐植栄養説を提唱
                  (日本では1774年「解体新書」の時代です)
1840年 ドイツの科学者リービッヒは、無機栄養説を提唱
        ここから化学肥料を使った無機農業(農学)が始まり現在に
        至っています。
1877年 シュレシングとムンツが土壌微生物による硝化作用を発見した。
      ロバート・ウォーリントンは、土壌微生物が有機物を無機物に分
      解する事を発見した。

 ★化学農薬を使うと大切な土壌微生物達が死んでしまうので絶対使いません。★

 ★化学肥料を使うと野菜にとって最も必要な土壌微生物が育たなくなります。

 ★余分な、不必要な、有害な、化学薬品まで野菜が吸収し、蓄積し、残留してしまう
 化学肥料は不要です。



上から2つ目の★で土壌微生物が育たなくなるのはなぜか?答えは文章の中にありますそれがわかれば化学肥料農法頭から自然科学農法頭に切り替われる可能性があります。

   細 菌
   放線菌
   らん色細菌
   変形菌
   糸状菌
   キノコ菌
   地衣類

植物と共生して生きている菌根菌がいて他の微生物と共に土壌中の物質循環を行います。

T.Horimoto